29May

幼い頃の記憶はあまりありませんが、幼稚園卒業くらいまでは、幸せだったように思います。
小学校入学を機に引っ越して、環境も友人関係もすべてリセット。
新しい場所での生活が始まりました。
シュタイナーでは、「7歳から人間になる」と言われています。
いわば、7歳以前はまだ、人間ではない天使の状態です。
その、人間になる年から少しずつ、自分も周りも変化をはじめました。
✧ 7歳を機に失われた笑顔、傷つかないための防衛線

ある時期から私は「笑わない子ども」になりました。
どの写真を見ても、口が真一文字。
写真を撮られることも嫌いで、残っている写真そのものが少ない。
今思えば、笑わないことで、自分を守っていたのかもしれません。
傷つかないように。
期待しないように。
「可愛い」と思っていた自分を、もう否定されたくなかったのだと思います。
長年、容姿にコンプレックスがありました。
一重の目、まっすぐすぎる黒髪、小さな口、まるい頬、そばかす。
日本人形のような、おかっぱがよく似合う子どもでした。
どうして私の髪の毛はまっすぐなのだろう。
フランス人形みたいに、くるくるにカールした髪に憧れました。
どうして私の目は小さいのだろう。
くっきりとした二重に、ずっと憧れがありました。
ちょうどフランス人形など華やかなものが流行り出した時代です。
派手で、華やかで、キラキラしている。
私自身はその真逆でした。
静かで、大人しく、控えめ。
本や漫画を与えれば、何時間でも静かにしていられる子どもでした。
✧ ずっと私を縛り続けていた、容姿へのコンプレックス
幼少期を過ぎ思春期に入ると、クラスの男子から心ない言葉を吐かれることもありました。
面と向かって「顔が個性的」と言われたり「ぶす」と言われたこともあります。
それは、確実に私の心を傷つけました。
インナーチャイルドの存在を知ったときに、自分の様々なコンプレックスに向き合いました。
そのうちのひとつとして、「容姿へのコンプレックスは、もしかしたら『あのとき』が根本原因ではないだろうか」と思い立ちました。
✧ 記憶の奥底に眠る「あのとき」 ── 鏡に映した小さな自信と、母親の言葉

『あのとき』……。
それは、私が小学一年生のころ。
背が小さかった私は、背伸びをしても洗面所の鏡に顔を写すことができず、仕切りになっている薄い金属の部分に写る自分の口を見てうっとりしていました。
「可愛い口だなぁ」
我ながらそう思っていました。
見るたびに、本当に、心からそう思っていました。
あるとき、何かのきっかけで私は母に「私可愛いもん!」と言いました。
母は私に何かを言いました。
その内容は覚えていないのですが、否定的なことであったことは確実です。
「可愛くない」とか「自分が思ってるだけ」とか、きっとそんなことを言われたのだろうと思います。
以来、心のどこかで「私は他人から見たら大して可愛くも綺麗でもない」と無意識に思うようになってしまったのかもしれません。
だから、褒められても真に受けられない。
「どうせお世辞だよね」と思ってしまう。
うまく返せないから微妙な空気になる……。
自己肯定感が、とても低くなりました。
しかし、私は母に言われたことが原因で自分の外見にコンプレックスを持ったことを認めるのが怖かった。
認めたら、「お母さんが悪者になってしまう」と思ったから。
✧ 誰のせいでもない。ただ、言えなかった思いを抱きしめる

インナーチャイルドヒーリングで最も大切なことは「自分の思い・感情」をきちんと受け止めること。
「誰が悪い」と決めることでもなく、責任を追わせることでもありません。
あのとき、辛かったよね。
悲しかったよね。
寄り添ってほしかったんだよね。
寂しかったよね。
肯定してほしかったんだよね、etc…
幼過ぎて言語化できなかった思いに、向き合いたい。
あのとき、母親から「もちろんあなたは可愛い! 世界一よ!」と言って欲しかった私を、抱きしめたい。
私は一人でインナーチャイルドに向き合ってきたので、とても時間がかかりました。
もしも信頼できる誰かとインナーチャイルドヒーリングができていたら……。
大切な大切な、幼き日の自分を抱きしめて、慰めて、頭を撫でて、感じたこと、思ったこと、言えなかったことを、全部受け止めてあげたい。
そうしたら、私を取り巻く何かが変わらずとも、私自身のものの捉え方が変わり、世界に光を戻すことができるのです。
✧ 置き去りにした「あの日のあなた」を、一緒に迎えにいきませんか
今回のインナーチャイルドヒーリングでは、皆様がそれぞれ置き去りにしてきた「思い」に丁寧に向き合い、昇華していきたいと思っています。
そして、私を信頼して伴走させていただけたら、と思います。
ぴんときた方がいらしたら、お申し込みください。
誠心誠意、取り組ませていただきます。
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